長寿祝いのプレゼントを何にしようかと悩んでいる方は必見です!
こちらの記事では、長寿祝いで喜ばれるプレゼントの選び方や年齢別のおすすめプレゼントを紹介します。
また、長寿祝いのタブーとされるNGプレゼントについても解説していますので、ぜひ、お祝いの準備に役立ててくださいね!
長寿祝いで喜ばれるプレゼントの選び方
長寿祝いのプレゼントはポイントを押さえて喜ばれるアイテムを選びましょう。
- 年齢別のテーマカラーを取り入れてみる
- 対象者の年齢や体調、好みに合わせてあげる
- 長寿祝いならではの特別感を出してあげる
それぞれ詳しく解説します。
年齢別のテーマカラーを取り入れてみる
長寿祝いには、それぞれの年齢でテーマカラーがあります。
- 還暦(かんれき)……61歳/満60歳/赤
- 緑寿(ろくじゅ)……66歳/緑
- 古希(こき)…………70歳/紫
- 喜寿(きじゅ)………77歳/紫
- 傘寿(さんじゅ)……80歳/黄、紫
- 米寿(べいじゅ)……88歳/黄、ベージュ、金茶、オレンジ
- 卒寿(そつじゅ) ……90歳/白、紫
- 白寿(はくじゅ) ……99歳/白
- 百寿(ひゃくじゅ)…100歳/白、桃色
必ずしも色を合わせる必要はないですが、長寿祝いの記念として取り入れるのもひとつです。
ただ、あまりに鮮明な色使いだと品がなくなったり、使いづらいと感じさせたりするかもしれませんので、アイテムと色のバランスに注意しましょう。
また、「白」は仏事をイメージさせる色でもあるため、真っ白なものは避け、光沢のあるものや黄みがかったものなどでお祝いらしさを出すのも大切なポイントです。
対象者の年齢や体調、好みに合わせてあげる
長寿祝いといっても「還暦」と「百寿」では40歳も違いますから、年齢に合った機能や実用性を考えましょう。
さらに同じ年齢であっても体調は対象者によって差があるため、日頃の運動量や生活環境なども考慮するのが大切です。
あとは好みについても年齢とともに変化しますので、特に飲食物に関しては「よく好んで食べていた」「毎日のように飲んでいた」というだけで選ばず、できるだけ現在の嗜好に合わせると喜ばれます。
長寿祝いならではの特別感を出してあげる
長寿祝いは節目のお祝いですから、刻印やメッセージを添えて記念になるようにしたり、手作りのもので温もりが伝わるようにしたり、長い人生を振り返られるようなものでねぎらってあげたり、特別感を出しましょう。
あとは「上質」「高級」「贅沢」などをキーワードに、なじみ深いものでも『ちょっといいもの』を贈ると長寿祝いらしい特別感が出せます。
尚、長寿祝いのプレゼントを選ぶときの相場については関連した記事がありますので、よければ合わせてお読みください。
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長寿祝いにおすすめのプレゼント
ここでは、長寿祝いにおすすめなプレゼントを紹介します。
- お花のギフト
- ファッションアイテム
- 傘
- 食器
- お菓子
- お酒
- 記念品
- 手作り色紙
ぜひ、テーマカラーを採用したり、年齢や好みに合わせたり、記念となるような特別感を出したりして、素敵なプレゼントを選びましょう。
お花のギフト
お花のギフトには「花束」「フラワーアレンジメント」「プリザーブドフラワー」などありますので、お祝いの席のシチュエーションや対象者の生活環境などに合わせるのがポイント。
年齢ごとのテーマカラーを取り入れやすいプレゼントですが、「白」は仏事をイメージさせるため「白寿(はくじゅ)」の場合は避け、「卒寿(そつじゅ) 」なら紫を、「百寿(ひゃくじゅ)」なら淡いピンクを選びましょう。
ファッションアイテム
ファッションアイテムとしては、「マフラー」「ショール」「ストール」「スカーフ」「手袋」「ひざかけ」「セーター」などが人気です。
お祝い時期の季節に合わせたり、対象者のライフスタイルに合わせたり。
テーマカラーを取り入れる場合、はっきりした色は対象者の好みに合わない可能性もあるため色のトーンで調整するか、着るものではなく小物として使えるものに替えるかしましょう。
傘
傘は80歳のお祝いである「傘寿(さんじゅ)」に人気ですが、ほかの長寿祝いでもおすすめです。
テーマカラーが取り入れやすいですし、柄入りのものなら色を問わず選べます。
雨傘でも日傘でもプレゼントになるので季節に合わせるのもひとつですが、「持ちやすさ」「使いやすさ」などは年齢的な配慮として気をつけましょう。
食器
長寿祝いには、茶碗や湯呑みなどの食器も人気です。
もし、ご夫婦へ揃って「夫婦茶碗」「夫婦箸」をプレゼントしても喜ばれます。
普段使いのアイテムだけに、高級感で差をつけるのもポイント。
お酒
お酒は、ワイン、日本酒、ビール、ウイスキー、ブランデー、焼酎などありますが、対象者の好みがわかっているなら、いつものジャンルを高級なもにグレードアップさせてはどうでしょうか。
お酒は時間をかけて熟成したり発酵したりするため、長い人生を送ってきた長寿祝いにぴったりです。
ただ、以前は飲めていたものが年齢的に飲めなくなっている可能性もあるため、同居の家族に確認するか、さりげなく本人に聞くのもお忘れなく。
お菓子
長寿祝いに人気のお菓子には、「どら焼き」「おかき」など和テイストのものが多いですが、もし、対象者の好みがわからないなら、やわらかくて食べやすいカステラがおすすめ。
桐の箱に入った高級カステラもいいですが、カステラに焼き印でメッセージが入れられるものもあります。
記念品
長寿祝いらしいプレゼントなら、お祝いメッセージや名前が入れられるギフトもおすすめ。
ほかにも「誕生日新聞」といって、生まれた日の新聞を贈って時代を振り返ってもらうのも素敵です。
手作り色紙
手作りで色紙は長寿祝いの定番プレゼント。
名前やお祝いメッセージをつづったり、似顔絵を入れたり、世界に一つだけの色紙で特別な「おめでとう」を伝えましょう。
もし、『手作りに挑戦したい!』という場合は、ぜひ、参考になる動画をご覧ください。
●用意するもの
- 色紙
- パステルペン
- 型紙
- 丸定規
- 練り消し(消しゴム)
- 筆ペン
- エンボスパウダー
- エンボス用スタンプ
- エンボスヒータ―
手作りに自信がない場合は、手作りの色紙をオーダーしてはいかがでしょうか。
プレゼントにメッセージを添える場合は文例などわかる記事がありますので、よければ合わせてお読みください。
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長寿祝いのタブーとなるNGプレゼントとは
せっかくのプレゼントでも、長寿祝いとしてタブーなものでは相手をガッカリさせてしまいます。
ここでは、見落としがちなNGプレゼントについて確認していきましょう。
- 相手に「老い」を感じさせるもの
- 不祝儀なものや縁起のよくないもの
- 立場によっては失礼になるもの
それぞれ具体的に解説します。
相手に「老い」を感じさせるもの
長寿祝いの対象者は60歳以上であるため、つい「そろそろ必要では?」という目線で杖や老眼鏡、補聴器などの実用品を選びそうになるかもしれませんが、相手に「老い」を感じさせるものは控えましょう。
ご本人は自分の「老い」をわかっていても、周囲にまで認められているとなると寂しい気持ちにさせたり、関係性によっては「老人扱いするとはひどい」と不快にさせたりしかねません。
不祝儀なものや縁起のよくないもの
お祝いにふさわしくないものとして、たとえば「苦」「死」をイメージさせる「櫛(くし)」であったり、仏事や法事の引き出物の定番である「お茶」であったり、葬儀に飾られることの多い「百合(ゆり)」であったり。
ほかにも、別れの意味をもつ「ハンカチ」や、縁切りを連想させる「刃物」なども長寿祝いのプレゼントとしては避けましょう。
立場によっては失礼になるもの
もし、両親や祖父母などの家族ではなく、お世話になった目上の方が対象なら、下着は「見下す」「生活苦をたすける」などと取られる場合があるため除外しましょう。
また、スリッパやサンダルのような履物、マットや絨毯(じゅうたん)のような敷物などは「踏みつける」の意味に、文房具や時計、カバンなどは「勤勉」を連想させることから「いっしょうけんめい働きましょう」の意味になってしまいますのでご注意を。
もちろん、親しい家族であっても「お祝い」なのだということに配慮し、華やかさやメッセージ性を大切にしてプレゼントを選びましょう。
長寿祝いにふさわしいプレゼントを贈ろう
長寿祝いは、長い年月を重ねてきた両親や祖父母などの家族、お世話になった方をねぎらい、感謝を伝え、さらなる健康長寿を祈願するための祝事です。
お祝いのプレゼントを選ぶときは喜ばれるポイントを押さえ、対象年齢に気を配りながらテーマカラーや実用性を目安にしましょう。
ここで、長寿祝いにふさわしいプレゼントのポイントをおさらい。
- 年齢別のテーマカラーを取り入れてみる。
- 対象者の年齢や体調、好みに合わせてあげる。
- 長寿祝いならではの特別感を出してあげる。
お祝いギフトで相手をガッカリさせないよう「タブー」にも注意し、長寿祝いのプレゼントとしてNGになるものは選ばないように気をつけるのも大切です。
ぜひ、本記事を参考にして、お相手が喜ぶ素敵なプレゼントを用意してくださいね!