子どもの成長を動画にして残したい、祖父母に子どもの成長を動画で伝えたい、このような目的で動画作成にチャレンジするパパママが増えています。
一方で、初心者の方にとっては悩みもたくさん。
「どんな準備をしたらいいの?」
「撮影や編集って上手にできる?」
「クオリティにもこだわりたいけど技術が追いつかない」
このような課題を解決するため、本記事では以下の内容を紹介します。
- 成長動画の作成に必要なもの
- 成長動画の撮影や編集のコツ
- 動画編集に必要なツールの選び方
ぜひ、本記事を活用して素敵な成長動画を仕上げてくださいね!
子どもの成長動画を作るのに必要なもの
子どもの成長動画を作るときは以下のものを揃えましょう。
- スマートフォン
- パソコン
- 三脚
- ジンバル
- カメラ・ビデオカメラ
- 動画の編集ツール
それぞれのポイントを紹介します。
スマートフォン
スマートフォンなら手軽に撮影でき、専用アプリをインストールしておけば編集もできて便利です。完成した動画をそのままTwitterやYouTube、Instagramにアップできるので、撮影から投稿までがスムーズなのも魅力。
パソコン
パソコンがあればスマートフォンではできない高度な編集が可能になります。ただし、パソコンの処理能力の目安となるCPUがCore i5 / Ryzen5 以上でないと動画編集に対応できませんので必ずスペックの確認を。また、メモリカードや記録媒体などのツールも必須です。
三脚
三脚があると、カメラやスマートフォンを固定して家族一緒に撮影できます。子どもが赤ちゃんのうちは「ミルクを飲ませているところ」や「抱っこしたりあやしたりしているところ」などに使えますし、子どもが成長したら運動会や学芸会といったイベントにも使えます。
ジンバル
ジンバルは、カメラの手ブレを防止してくれるアイテム。ビデオカメラやスマートフォンに取り付けて使用しますが、三脚と違って撮影者が動きながらでも撮れるメリットがあります。
カメラ・ビデオカメラ
カメラには「一眼レフカメラ」「ミラーレスカメラ」「ビデオカメラ」などがあります。いずれも手ぶれ補正やズーム機能が備わっていたり、暗い場所での映像処理にたけていたりなどの特徴が。
たとえば、お手頃価格で使いやすさを求めるなら映像撮影専用のハンディカメラ、高画質や映像美にこだわるならミラーレス一眼カメラといった形でニーズに合わせて選ぶのもひとつです。
動画の編集ツール
スマートフォンで編集するなら動画編集アプリが、パソコンで編集するなら動画編集ソフトが必要です。編集ツールを使えば、テロップやエフェクト(加工処理)のほか、BGMの挿入もできますし、いらない部分をカットしてまとまりのいい動画に仕上げられます。
子どもの成長動画を撮影するときのコツ
子どもの成長動画を撮影するにあたっては5つのコツを押さえておきましょう。
- 子どもの目線で複数カットを撮影する
- 子どものいろいろな表情を撮る
- 子どものほかに物や背景なども撮る
- 子どもと一緒に家族も撮影しておく
- 撮影の画面はタテorヨコに統一する
それぞれのポイントを解説します。
子どもの目線で複数カットを撮影する
大人の目線で撮影すると子どもの表情が撮りづらくなるため、しゃがんだり低く構えたりなどし、レンズの位置が子どもの目線の高さになるところで撮影しましょう。また、複数のカットを撮影しておくと編集のときに役立ちます。
子どものいろいろな表情を撮る
つい笑顔の子どもばかりを撮りたくなるかもしれませんが、成長動画ですから泣いたり怒ったりしている様子も撮っておきましょう。あやしながら表情が変わっていくのを撮るのもおすすめ。それぞれの表情に合わせたテロップを挿入しても面白いでしょう。
子どものほかに物や背景なども撮る
おもちゃや絵本、ぬいぐるみ、おやつ、離乳食など子どもが使っている「物」のほか、子どもが過ごしている場所の背景も撮っておきましょう。子どもの成長に合わせた時間や時代の変化がわかるため、何年かして見返したときに味わいが出ます。
子どもと一緒に家族も撮影しておく
子どもの成長には子どもに寄り添う家族の存在もありますから、子どもを抱いたり、子どもと遊んだり、子どもと見つめ合ったりしている家族も一緒に撮影しましょう。家族の髪型や服装には「時代」も映るため、家族の記録動画としても仕上がります。
撮影の画面はタテorヨコに統一する
まとまりのいい動画にするには撮影の画面をタテorヨコのどちらかで統一するのがベター。また、スマートフォンでタテ撮影するとテレビやパソコンにつないだとき左右に余白ができてしまいますので見やすさを追求するなら「ヨコ」がおすすめです。
ただ、タテに撮ったものをイラストなどと組み合わせてヨコ素材のタイトル画面にするというのは「あり」なので、どの素材をどう使うかイメージしながら撮影するのがポイント。
子どもの成長動画を編集するときのコツ
子どもの成長動画を編集するときのコツを押さえて素敵な作品を仕上げましょう。
- どんな動画にするか企画する
- タイトル画面はわかりやすくする
- ひと手間加えて場面転換させる
- 画面に合うようテロップにこだわる
- 音量のバランスに気をつける
それぞれ詳しく解説します。
どんな動画にするか企画する
子どもの成長動画を上手く編集するには、まず『どんな動画にするか』を決めるところから始めます。テーマや長さ、世界観などのほか、アルバムのように保存しておく「成長記録」なのか、あるいは「おじいちゃん、おばあちゃんへの贈りもの」なのかなどの目的も大切です。
また、SNSや動画サイトにアップするなら配信媒体に合わせた編集も意識しましょう。動画の企画が定まると、ふさわしい画像や映像、テロップ、BGM、効果音などを組み合わせやすくなります。
タイトル画面はわかりやすくする
どんな動画を納めているのか、タイトル画面はわかりやすくしておきましょう。何年後かに見返す場合は見たい動画をピックアップしやすいですし、どこかに配信するなら視聴者の期待を高める効果もあるからです。
さらに日付を入れて成長記録にしたり、イラストや背景素材を使ってインパクトをもたせたり、テーマや目的に合わせて工夫しましょう。
ひと手間加えて場面転換させる
たとえばサブタイトル画面を挿し込んだり、エフェクト(音声や画像などの特殊効果)を効かせたり、ひと手間加えて場面転換させると動画に変化がついて完成度も上がります。ただ、多用するとごちゃごちゃした見づらい動画になってしまうため注意しましょう。
画面に合うようテロップにこだわる
動画の編集に欠かせないテロップですが子どもが主役の成長動画には、かわいいフォントを選んだり、見せたい相手に合わせた大きさや表示時間に調整したりするのがおすすめ。
また、文字と画面がなじむような色にすると見やすくなりますし、縁取りをつけると文字が画面に埋もれにくくなります。さらにテロップを画面の内幅90%までにとどめるようにするのも見やすさのポイントです。
音量のバランスに気をつける
動画に「音」を入れて編集するときは、音量のバランスに気をつけましょう。子どもの動作をよりかわいく見せるBGMは小さめにしておいて最後は少しずつしぼっていき、動画にインパクトをもたせる効果音は中くらいに。そして子どもの声は最も大きく聞こえるように全体を調整するのがコツです。
子どもの成長動画に必要な編集ツールの選び方
子どもの成長動画を編集するのに必要なツールは以下のポイントを踏まえて選びましょう。
- 無料か有料か、どんな機能があるのか
- 編集に対応できる時間はどれくらいか
- ウォーターマーク(透かし)が付くのか
- どのSNS・動画サイトと連携しているか
それぞれ具体的に解説します。
無料か有料か、どんな機能があるのか
編集ツールには無料なのに高機能で使えるものもありますが、有料のものにしかない機能もあります。まず、どのような機能が使えるのか、無料でも対応できるのかを確認してから準備しましょう。
また、いくら多機能でも使いづらいツールだと手間取って時間だけかかってしまいますので、ツールの使いやすさもチェックしながら選ぶのがおすすめです。
編集に対応できる時間はどれくらいか
動画の編集に対応している時間は編集ツールによって違いますので、使いたいツールのデフォルトはどれくらいなのか、課金やプラン変更で伸ばせたり無制限になったりするのかを調べておきましょう。あらかじめ作成したい動画の内容を考えておき、だいたいの長さをイメージするのもポイントです。
ウォーターマーク(透かし)が付くのか
ウォーターマークとは動画などのコンテンツに重ねる透かし状のロゴやテキストのこと。一般的にはツールの運営会社が著作権やマーケティングの問題で使用しています。ウォーターマークが付くのかどうか、設定や課金で外せるのかどうか、ここのポイントを確認しておきましょう。
どのSNS・動画サイトと連携しているか
作成した動画をTwitterやYouTube、InstagramといったSNS・動画サイトの『どこに投稿するのか』という条件から連携先で編集ツールを選ぶのも「あり」です。SNS・動画サイトと連携している場合、編集ツールでは動画の投稿を前提にしたフォーマットが利用できることも。
まとめ
子どもの成長動画は準備さえ整えれば簡単なものから高度なものまで幅広く作成できます。初めてのチャレンジでは「いま使えるもの」「無料で使えるツール」で練習から始めるとよいでしょう。
まずは撮影のコツを押さえて素材を集めること。
- 子どもの目線で複数カットを撮影する。
- 子どものいろいろな表情を撮る。
- 子どものほかに物や背景なども撮る。
- 子どもと一緒に家族も撮影しておく。
- 撮影の画面はタテorヨコに統一する。
次に編集ツールを使ってコツを意識しながら実際に作成にかかります。
- どんな動画にするか企画する。
- タイトル画面はわかりやすくする。
- ひと手間加えて場面転換させる。
- 画面に合うようテロップにこだわる。
- 音量のバランスに気をつける。
初めは慣れない作業でも、繰り返しやっていくと上達して動画の完成度も上がりますよ。
子どもの成長動画をスペシャルにさせたいなら、ぜひ、コスパ最強の動画制作マッチングサービスも利用してくださいね!