両家で顔合わせをすることになったら、どのような流れで行うのか、必要な準備はなにか、気になりますよね。
本記事では、おふたりの顔合わせが滞りなく行われるよう、以下の内容について解説します。
- ●顔合わせ当日の流れとポイント
- ●顔合わせ当日までに必要な準備
- ●顔合わせをカジュアルにするときのポイントと注意点
顔合わせは両家の親睦を深めたり、結婚に向けた擦り合わせをしたり、おふたりにとって大切な日となります。
ぜひ、本記事を参考にしながら、どのような顔合わせをセッティングするのか検討してくださいね。
顔合わせ当日の一般的な流れとポイント
ここでは、顔合わせ当日の一般的な流れとポイントを紹介します。
- 両家集合
- 入店・着席
- 始まりの挨拶・両家の紹介
- 婚約記念品の交換・お披露目
- 乾杯
- 会食
- 記念撮影
- 結びの挨拶・お礼の挨拶
それぞれの流れに沿ってポイントを見ていきましょう。
両家集合
まず、それぞれの家族が集合してから、お店の前や会場ホテルのフロントなどで両家が揃うようにしましょう。親同士だけで先に対面してしまうと面識がない場合に気まずくなってしまうからです。
入店・着席
入店は両家が揃ってから一緒に、着席はお店のスタッフに案内されてからが好ましいマナーです。たとえ先に到着したとしても入店・着席をせず、相手の家族と合流するまで待つようにしましょう。
始まりの挨拶・両家の紹介
最初に、出席者の中で1人が代表して始まりの挨拶をします。新郎か新郎の父が行うのが一般的ですが、出席者に応じてケースバイケースで誰が行ってもかまいません。挨拶に続いて両家の紹介をするとき、それぞれの自己紹介という形でも大丈夫です。
婚約記念品の交換・お披露目
もし婚約記念品の交換・お披露目の予定があるなら、会食の前に行ってハレの日ならではのイベント感を出しましょう。婚約記念品としては新郎から新婦へ婚約指輪、新婦から新郎へ腕時計などを贈るのが一般的です。
乾杯
乾杯は新郎の父が行うのが一般的ですが、出席者に応じてケースバイケースで誰が行ってもかまいません。早めに乾杯のドリンクを注文し、すみやかに乾杯に移れるようにしましょう。
会食
ただの食事会との差をつけて顔合わせらしくするなら、料理の特徴やメニュー、お店のこだわりなどの話題で会話をはずませるのもいいでしょう。おふたりの故郷や親の出身地などから郷土料理、特産品などに話を広げながら距離感を縮めるのもおすすめです。
記念撮影
両家揃って大切な記念日を画像や動画に残しましょう。いずれ両親へのプレゼントにしたり、結婚披露宴でのムービー素材にしたり、データの使い途もいろいろあります。
結びの挨拶・お礼の挨拶
すべての予定が終わったら、どちらかの親1人から結びの挨拶をしてもらいます。その後、おふたりから家族へのお礼で顔合わせ食事会を締めくくります。
顔合わせ当日までに必要な準備は?
顔合わせの流れを決める以外にも当日までに必要な準備がありますので、ここで内容を確認しておきましょう。
- 顔合わせの「日時」を決める。
- 顔合わせの「テーマ」を決める(伝統的、アットホームなど)。
- 顔合わせのテーマに沿った「場所」を決める。
- 顔合わせでの「料理」を決める。
- 顔合わせの「支払い」をどうするか決める(負担割合など)。
- 顔合わせの「服装」を両家で揃える。
- 顔合わせで披露する婚約記念品を用意する。
- しおりや席札を用意する(必要に応じて)。
- 顔合わせで渡す「手土産」を決める。
いろいろな準備を流れを決めながら並行して進めるのも顔合わせをスムーズに行うポイントです。
顔合わせをカジュアルにさせるには?
カジュアルな顔合わせで家族にリラックスして過ごしてもらいたいときは、3つのポイントを踏まえて内容を考えましょう。
- ●お店のグレードを下げる
- ●全体の予算を抑える
- ●服装をドレスダウンする
それぞれのポイントについて解説します。
お店のグレードを下げる
高級レストランや由緒ある日本料理店といった格式が高いお店だと、どうしても硬い雰囲気になります。お店の空気感に飲まれることなくカジュアルな顔合わせをするなら、お店のグレードを下げてアットホームに過ごせるようにしましょう。
ただ、あまりグレードを下げ過ぎると料理の味やサービス、居心地のよさで満足できない可能性があります。あくまでも顔合わせを目的にした会食ですから、「おいしさやサービスに一定の評価がある」「素材や季節感などへのこだわりがある」「個室が利用できる」などは外さないようにしましょう。
全体の予算を抑える
顔合わせの予算を全体的に抑えながら顔合わせをカジュアルな内容にしましょう。たとえばディナータイムよりランチタイムに設定すると、食事の単価が下げられます。
また、飲み放題を付けることでドリンク代を一律にできますし、お得な顔合わせプランがあれば乾杯ドリンクサービスや個室代無料などの特典が付くこともあるでしょう。
さらに手土産の予算を両家で決めておいたり、手土産そのものを「なし」にしたり。しおりを用意する場合も手作りで準備すると話題にできますし、アットホームな雰囲気にしやすくなります。
服装をドレスダウンする
フォーマルスーツや着物ではなく、きとんと感をキープしたカジュアルな服装にドレスダウンしましょう。
男性の場合は「ノージャケット」「ノーネクタイ」「セットアップでないジャケパン」といった形でスーツスタイルよりラフにします。女性の場合は「ノーカラージャケット」「シャツジャケット」などを合わせたり、「ジャケットなし」でカットソーやブラウスだけにしたり、ワンピースだけを着こなしたり。
カジュアルな服装でも上品で清潔感があれば、顔合わせを台無しにすることはありません。ただ、ちぐはぐな服装で失敗しないよう、それぞれの家族と両家で「どこまでカジュアルにさせるか」と許容範囲を事前に決めておくことが大切です。
カジュアルな顔合わせで失敗しない注意点
たとえカジュアルな顔合わせであっても両家にとって大切な場ですから注意が必要です。
- ●家族に前もって雰囲気を伝えておく
- ●両家で費用について擦り合わせておく
- ●ふたりが主体となって当日の進行をする
ここでは、顔合わせで失敗しないため気をつけておきたい注意点を確認しておきましょう。
家族に前もって雰囲気を伝えておく
カジュアルな雰囲気で行うことを家族に伝えておかないと、当日になって同席する家族を驚かせてしまいます。また、ご親族が家や地域の風習を重んじている場合もありますから、ふたりだけで勝手に決めずカジュアルな顔合わせにしたいと相談するようにしましょう。
両家で費用について擦り合わせておく
たとえば支払いを誰がするのか、手土産は用意するのか、手土産を交換する場合は予算をいくらにするのか、など、「費用」に関することはマナーに直結するため具体的に擦り合わせておきましょう。いくらカジュアルな顔合わせであっても、お金のことで両家が気まずくなるのは避けたいところです。
ふたりが主体となって当日の進行をする
ただの食事会になってしまわないよう、ふたりが主体となって両家の親睦が深まるようエスコートしましょう。始まりの挨拶から結びの挨拶までの進行を務め、家族の紹介や食事をしながらの歓談においても楽しい雰囲気になるよう積極的に場を作っていくことが大切です。
まとめ
両家での顔合わせをスムーズに行うため、当日の流れを決めて当日までに必要な準備を整えましょう。
ここで顔合わせの一般的な流れをおさらい。
- 両家集合
- 入店・着席
- 始まりの挨拶・両家の紹介
- 婚約記念品の交換・お披露目
- 乾杯
- 会食
- 記念撮影
- 結びの挨拶・お礼の挨拶
顔合わせの目的は両家の親睦を深めることですから、両家が和やかに過ごせるような内容を考えましょう。
カジュアルにさせるときは本記事で紹介したポイントや注意点も参考にしながら、アットホームであっても節度をわきまえた顔合わせとなるよう配慮してくださいね。
尚、顔合わせの準備に役立つ関連記事もありますので、よければ合わせてご参照ください。