顔合わせにしおりを用意しておくと、場が和んだり、会話がはずんだり、両家の距離感が縮まります。
本記事では、手作りでも簡単に準備できるよう、しおりの作り方や挨拶を載せるときの例文をご紹介。
スマホでサクサクしおりが作れる、おすすめの無料テンプレートもピックアップしていますので、ぜひご活用ください!
顔合わせの「しおり」を作るメリット
そもそも顔合わせにしおりを用意するのは「なぜ?」なのでしょうか。
ここでは、しおりを用意するメリットについて簡単に確認しておきましょう!
- *会話のきっかけができ話を広げやすくなる。
- *ふたりのことを両家親族に知ってもらえる。
- *顔合わせのスムーズな進行に役立つ。
- *ハレの日の記念として残しておける。
- *顔合わせに同席できなかった親族にも渡せる。
しおり作りに堅苦しいルールはありませんから、おふたりが載せたいことを盛り込んで顔合わせを有意義なひとときにしましょう。
顔合わせの「しおり」に載せる内容は?
顔合わせのしおりを作成するにあたり、載せておきたい基本的な内容を確認しておきましょう。
- *日時・場所
- *ふたりからの挨拶
- *当日の流れ
- *食事メニュー
- *プロフィール
- *家族紹介
- *今後の予定
- *結婚式場について
- *連絡先
- *結びの挨拶
このように「当日のこと」「ふたりのこと」「結婚式のこと」「家族のこと」「今後のこと」をまとめていくと、しおりがスムーズに作成できますよ。
おふたりの「なれそめ」や「微笑ましいエピソード」を盛り込むのもおすすめ。両家が和やかに親睦を深められるよう、いろいろ工夫しながら素敵なしおりに仕上げてくださいね!
顔合わせを和やかにする「しおり」の作り方
ここからは、基本的な内容に沿ったしおりの作り方をご紹介。
しおりを作る方法は大きく分けて以下の4パターンあります。
- *すべて手作り
- *手作りキット
- *テンプレート作成
- *プロに発注
やはり「予算を抑えたい」「手作りで気持ちを伝えたい」という場合は必要な準備をととのえ、「プロに発注する以外」で可能な方法を採用しましょう。
すべて手作りする場合でもイメージがわくよう、ここからはA4サイズの紙を2枚使って真ん中で折り、全8ページの冊子にする一般的な作り方を紹介します。
手作りキットやテンプレートを活用する場合でも、しおりに載せる内容や例文など参考になるようまとめていますので、お役立てください。
表紙
表紙には、「両家の名前」「見出し」「日付」「場所」を載せましょう。
項目 | ポイント |
名前 | 両家の名前を並列で記載します。 |
見出し | 「両家顔合わせ」「顔合わせ食事会」「婚約食事会」など趣旨がわかるように書きます。 |
日付 | 日付は「元号」で書くのが一般的。大安などの「六輝」を入れてもかまいません。 |
場所 | 会場名には場所を表すときに用いる「於」の文字を添えます。 |
ふたりからの挨拶
表紙の裏にあたる2ページ目で内側の最初のページです。おもてなしの意味も込めて、おふたりの「挨拶」から始めましょう。
項目 | ポイント |
挨拶文 | お礼や顔合わせに向けての気持ちなどをまとめます。 |
名前 | おふたりの名前を末尾に添えましょう。 |
例文 |
本日はご多用のところ 私たちのためにお集まりいただき ありがとうございます ふたりの婚約をご報告するとともに 両家の親睦が深まるよう このように食事会を設けさせていただきました ひととき和やかな時間をお過ごしいただければと思います 本日はどうぞよろしくお願いいたします |
本日の流れ
表紙を開いた右側にあたる3ページ目です。「本日の流れ」を記載しておくと、出席者とスケジュールが共有できて進行がスムーズになります。また、「お品書き」など食事メニューを記載することで会話のきっかけにもなります。
項目 | ポイント |
本日の流れ | 30分刻みで顔合わせでのスケジュールを記載します。 |
お品書き | 前菜 ○○、椀物 ○○など出される料理内容を記載します。 |
プロフィール
真ん中見開きの左側にあたる4ページ目です。ふたりのパーソナルな情報を記載することで、会話のきっかけになったり、それぞれ相手の家族に親近感をもってもらえたりします。
項目 | ポイント |
基本 | ・氏名 ・年齢 ・生年月日 ・血液型 ・星座 ・出身地 ・仕事 ・趣味 |
その他 | ・好きなもの ・なれそめ ・相手の好きなところ |
家族紹介
真ん中見開きの右側にあたる5ページ目です。家族のパーソナルな情報を記載しておくと、会話のきっかけになるだけでなく誰かと共通点があれば今後の関係も深めやすくなります。
項目 | ポイント |
基本 | ・氏名 ・年齢 ・生年月日 ・血液型 ・星座 ・出身地 ・仕事 ・趣味 |
その他 | ・好きなもの ・ペット情報 ・キャラ(おちゃめ、ちゃっかり者など) |
今後の予定・結婚式場
最後の見開き左側の6ページ目には、わかっている範囲で「今後の予定」を載せるといいでしょう。「結婚式場」が決まっている場合は詳細を記載します。
項目 | ポイント |
今後の予定 | ・招待状発送 ・入籍 ・前撮り ・新居へ引越し ・結婚式 ・新婚旅行 ※わかっているものでOK |
結婚式場 | ・式場名 ・所在地 ・連絡先 ・結婚式の日時 ・アクセス方法 ※わかっているものでOK |
両家の連絡先
もし両家の了承が得られれば、最後の見開き左側の6ページ目の空きスペースに「連絡先」を載せてもいいでしょう。年賀状の発送や季節の挨拶をするときに利用できるので家ごとに確認してみましょう。
項目 | ポイント |
基本 | ・名前 ・電話番号 ・住所 |
その他 | ・メールアドレス ・LINEアカウント ・SNS用QRコード ・連絡先をまとめたQRコード |
結びの挨拶
裏表紙の内側にあたる7ページ目です。結びの挨拶では、顔合わせの日を迎えられたことへの感謝や結婚生活における抱負などをつづりましょう。
項目 | ポイント |
挨拶文 | お礼や顔合わせを振り返っての感想などをまとめます。 |
名前 | おふたりの名前を末尾に添えましょう。 |
例文 |
改めまして 本日は私たちふたりのためにお集まりいただき 誠にありがとうございます 両家で楽しい時間が過ごせましたこと 心より感謝申し上げます 未熟な私たちですが ともに支え合いながら 温かい家庭を築いていこうと思います どうか末永く見守っていただければ幸いです これからもどうぞよろしくお願いいたします |
顔合わせのしおり作りで失敗しない!気をつけたいこと
顔合わせのしおりは、うっかりミスなどで失敗しないよう注意点を確認した上で作成していきましょう。
- ●誤字脱字のほか、名前や生年月日など全員のプロフィールに間違いはないか。
- ●各ページの中にあれこれ情報を詰め込み過ぎて読みづらくなっていないか。
- ●区切りや終わり、縁を切るといった意味を連想させる「句読点」を使っていないか。
- ●「重ね重ね」「いろいろ」などの重ね言葉や「終わる」「忙しい」などの忌み言葉を使っていないか。
読みやすさや縁起にもこだわって、顔合わせの場にふさわしい仕上がりをめざしましょう!
よければ「句読点」「重ね言葉」「忌み言葉」のチェックには便利な結婚式NGワードチェッカーをご利用ください。
顔合わせのしおりをスマホで!おすすめ無料テンプレート
顔合わせのしおりをスマホで手軽に作成するなら、おすすめの無料テンプレートをご活用ください。
ここでは、デザイン豊富なテンプレートを収録した使いやすい人気のアプリ&ツールを紹介します!
結婚準備アプリ「ウェディングニュース」
プロポーズ前からハネムーンまで、ふたりの「結婚」をナビゲートする結婚準備アプリ「ウェディングニュース」には顔合わせのしおりの無料テンプレートが満載。バリエーション豊富な無料テンプレートに加え、便利な「しおりメーカー」機能を搭載した優秀アプリです。
しおりのテンプレートは和モダンなものからポップなものまで多種多様。ぜひ、おふたりのイメージにぴったりのベストテンプレートを見つけてくださいね!
*ウェディングニュースのアプリはこちら|App Store
ビジュアルツールキット「Canva」
無料で使えるオンラインビジュアルツールキット「Canva」なら、スマホでもパソコンでもオリジナルのデザインで自由自在に顔合わせのしおりが作成できます。画像が入れられるものもあるので、プロフィールや家族紹介、結婚式場の案内などに便利です。
シンプルなものからエレガントなものまでバラエティに富んだテンプレートの中から、おふたりのお気に入りデザインを見つけてくださいね!
*オンラインビジュアルツールキットの無料テンプレートはこちら|Canva
◆手作りキットで作成したい方はこちら|おしゃれな結婚式小物通販サイト|FARBE ファルベ
まとめ
顔合わせの「しおり」には、ハレの日が有意義になるようなメリットがたくさん。
- *会話のきっかけができ話を広げやすくなる。
- *ふたりのことを両家親族に知ってもらえる。
- *顔合わせのスムーズな進行に役立つ。
- *ハレの日の記念として残しておける。
- *顔合わせに同席できなかった親族にも渡せる。
本記事では初めての方でもスムーズに作成できるよう、しおりの作り方やポイント、挨拶例文、おすすめの無料スマホテンプレートを紹介しました。
せっかく作ったしおりで失敗しないよう、誤字脱字のほか、名前や生年月日などのプロフィール間違い、重ね言葉や忌み言葉、句読点の使用といった注意点にも気をつけながら作成してくださいね。
尚、顔合わせでの「挨拶」については詳しく書かれた関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。