【簡単】初めてでも安心!お食い初めで準備するものとやり方

お食い初めは、赤ちゃんが生まれて100日目の節目に行う儀式です。

お食い初めを初めて迎える方にとっては、「なんだか古風で難しそう」と思ってしまうかもしれませんね。

ほかにも、「なにを準備するの?」「どんなやり方で行うの?」「できるだけ簡単にやる方法は?」など気になるのではないでしょうか。

本記事では、初めてのお食い初めでも失敗なく行えるよう、必要な準備、一般的なやり方とポイント、手軽で便利な方法を紹介します。

ぜひ、本記事を参考にしていただき、万全の準備で当日を迎えてくださいね!

お食い初めで準備するもの

ここでは、お食い初めの準備について解説します。

ご家庭や地域によって多少の違いはありますが、基本的には以下の準備が必要です。

  1. 料理(一汁三菜)
  2. 食器(漆器、ベビー食器など)
  3. 祝い箸
  4. 歯固め石
  5. 衣装

それぞれの準備を詳しく見ていきましょう。

料理(一汁三菜)

お食い初めに出される料理は祝い膳(いわいぜん)と呼ばれる一汁三菜の品々です。

◆具体的なメニュー例

  • ご飯・・・赤飯、栗ご飯、混ぜご飯など
  • 吸い物・・・蛤(はまぐり)、海老、季節の野菜など
  • 焼き魚・・・尾頭付きの鯛、金頭(かながしら)など
  • 煮物・・・レンコン、カボチャ、里芋、絹さや、ニンジンなど
  • 香の物・・・漬物、酢の物

伝統的な祝い膳に仕上げる場合は、以下のような配置が一般的です。

もちろん用意する料理メニューや食器の種類によって配置はカスタマイズ可能ですので、あくまでも基本形としてご参考ください。

また、お食い初めのメニューには、ひとつひとつの食材に意味を込めて準備するのが通例です。

お食い初めメニューの意味や作り方については、こちらの記事に詳しく書かれていますので、ぜひ、合わせてお読みください。

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食器(漆器、ベビー食器など)

お食い初めの料理は、漆器やベビー食器に盛りつけます。

もし、漆器で出す場合は男の子なら「内も外も朱塗り」を、女の子なら「内が朱塗りで外が黒塗り」の御膳を準備しましょう。漆器の御膳はデパートやネット通販で購入できます。

正式なスタイルにこだわらないのであれば、ベビー食器を代用してもかまいません。

祝い箸

祝い箸とは、両端が細くなっているのが特徴。お食い初めのような慶事では箸が折れると縁起が悪いため、主に丈夫な柳(やなぎ)の木が使われています。

また、柳のもつ生命力の強さや清らかな木肌から、「長寿」「邪気払い」の意味も。箸袋のデザインはバリエーション豊富ですから、華やかさや季節感に着目して選んでもよいでしょう。

歯固め石(はがためいし)

歯固め石は、お食い初めの中の儀式に使うアイテムです。一般的には、お宮参りの際に神社の境内にある小石を借りたり、通販サイトで専用の石を購入したりなどします。

赤ちゃんの口に触れさせる石ですから、きれいに洗って煮沸消毒しておきましょう。

歯固め石の代用には、「硬いものでも噛み切れる丈夫な歯が生えますように」という意味でタコくるみなども使えます。どうしても石が入手できなかったり、石を使うのに抵抗があったりする場合に代用してください。

衣装

お食い初めで赤ちゃんに着せる衣装は、伝統的なものなら色付き小袖と呼ばれる和装を、現代的なものなら和風ロンパースや洋装のベビードレスを選びましょう。

お食い初めの時期が赤ちゃんが白い産着から色付きの晴れ着に衣替えする「お色直し式」のタイミングと重なり、いつもより華やかな装いをさせる傾向にあるためです。

大人の服装は自宅ならきれいめカジュアル、お店ならフォーマルと場所によってふさわしいスタイルに。赤ちゃんとのトータルコーディネートを楽しんでもよいでしょう。

お食い初めのやり方とポイント

お食い初めをスムーズに行うため、やり方とポイントを押さえておきましょう。

  • 食べさせ方
  • 食べさせる人
  • 食べさせる順番
  • 歯固め儀式の方法

ここでは、それぞれ4つの項目に分けて解説していきます。

食べさせ方

お食い初めでは、実際は赤ちゃんに料理を食べさせません。大人が食べる真似だけを手伝います。

箸で赤ちゃんの口元に料理を運び、唇につけたり、舌で舐めさせたりするだけです。

また、「ひとつぶなめ」という方法で米粒を1粒だけ食べさせ、お米から力を授かるという儀式の方法もあります。

食べさせる人

お食い初めで食べさせる人を、「養い親」といいます。

養い親には最年長の人がつくのですが、「赤ちゃんが長寿にあやかれるように」との意味があるためです。

赤ちゃんが男の子なら男性の、女の子なら女性の最年長者に養い親をしてもらい、お食い初めの儀式を行いましょう。

食べさせる順番

食べさせる順番の一般的な流れは「ご飯→汁→ご飯→魚→ご飯→汁」を3回繰り返すパターンです。ご家庭や地域によっては「魚」の部分を「魚→煮物→香の物と歯固め石」にして3回ローテーションさせる場合もあります。

現在では、厳密な方法にしばられず自由なスタイルで行われている傾向が。

大切なのは「初めて赤ちゃんにご飯を食べてもらう」という行為ですから、あくまでも楽しい雰囲気で赤ちゃんをリラックスさせながら行いましょう。

歯固め儀式の方法

歯固め儀式は、「赤ちゃんに丈夫な歯が生えますように」と唱えながら行うもので、食事の途中か食後に行います。

あらかじめ用意しておいた清潔な石を箸で赤ちゃんの口元へもっていき、歯茎に触れさせるか唇に当てるかしましょう。

お食い初め準備を手軽で便利にするコツ

お食い初めを「自宅で簡単に行いたい」というニーズも高まっているため、ここでは手軽で便利に準備するコツを紹介します。

  • 料理のワンアイテムを市販品にする
  • お食い初めセットをネットで購入する
  • お店の専用プランを予約して利用する

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

料理のワンアイテムを市販品にする

お食い初めの料理を手作りする場合、ワンアイテムを市販品にすると手間が省けますし時短になります。

  • 塩焼きの鯛・・・スーパー、魚屋さん、ネット通販などで購入
  • 赤飯・・・レンジで温めるタイプ、炊飯器で炊くだけのセットを購入
  • 蛤の吸い物・・・真空パックされたものをネット通販で購入
  • 香の物・・・冷蔵庫に梅干しがあれば使用
  • 煮物・・・スーパーの総菜、レトルトの黒豆を購入

さらに、現在では尾頭付きの鯛を「たい焼き」で代用する家庭も増えていますので、予算や時間をカットしながら本格的なお食い初めを演出してくださいね。

お食い初めセットをネットで購入する

出典:https://www.amazon.co.jp

作る手間も準備の時間も省くなら、食器まで付いたセットがおすすめ。

男の子用、女の子用と別々に選べるセットもありますから、「伝統的な方法で簡単に行いたい」という方にとって便利です。

ほかにも、現代風のモダンなセット、食器なしで自宅で盛りつけるだけの食材セットなど、予算やニーズに合わせて選べますので、ぜひ、検索してみてくださいね。

お店の専用プランを予約して利用する

和食レストラン、日本料理店など、お店によっては「お食い初めプラン」を用意している場合があります。

予算は1名につき数千円から1万円程度で、写真撮影や記念品の特典が付いているケースも。

レストランの予約サイトで簡単に検索できますから、お住まいの地域で利用可能な店舗がないかリサーチしてみてくださいね。

週末が大安の場合は予約が埋まりやすいため、日程が決まったら早めに問い合わせしておきましょう。

お食い初めは初めてでも上手くいく

お食い初めは昔ながらの行事であるため、「難しそう」「堅苦しそう」と思われるかもしれません。

たしかに伝統的なやり方にこだわれば準備に手間がかかりますし、お作法も気にしなければなりません。

現代では、自宅で家族水入らずに行うケースも増えていますから、ご家庭ごとに自由なスタイルで行っても問題ないでしょう。

ぜひ、本記事でご紹介した一般的な方法、基本的なやり方、手軽で便利にするコツなどを参考にしていただき、ご家庭に合わせた形でお食い初めをコーディネートしてくださいね。

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