七五三の前撮りはいつがいい?おすすめ時期と後悔しないためのポイント

七五三の記念撮影は料金やスケジュールの面で前撮りされる傾向があります。

ただ、前撮りの時期がいつがいいのか予定を立てるときは悩ましいものです。

「子どもが何歳のときにやるもの?」
「早生まれの子どもはどうすればいい?」
「秋以外の季節でも撮影していい?」
「お安く撮影できる時期はいつ?」

このように、七五三の前撮りにまつわる素朴な疑問を本記事で解決しましょう。

◆この記事でわかること
  1. 七五三の前撮りのメリットについて
  2. 七五三の前撮り時期の年齢的なタイミングについて
  3. 七五三の前撮りにおすすめな時期や注意点について

ぜひ、本記事を活用していただき、お子様の大切な記念行事にお役立てください。

七五三の前撮りをするメリット

七五三の前撮りが一般的になってきたのはメリットがあるから。では、実際にどのようなメリットがあるのか代表的なものを確認しておきましょう。

◆会場の混雑を避けながら余裕のある撮影ができる。
◆七五三当日のスケジュールがゆったりする。
◆衣装選びや試着にじっくり時間がかけられる。
◆衣装の選択肢が多く希望のものを予約しやすい。
◆繁忙期を避ければ希望の日時に予約が取りやすい。
◆子どもの成長や過ごしやすさに合わせて予定が立てられる。
◆参拝と撮影を分けることで子どもの負担を減らせる。
◆着付けやヘアメイクが当日の予行練習になる。
◆特典やサービスを利用してお得に撮影ができる。
◆プランやスタジオによっては参拝日と撮影日で違う衣装が着られる。

前撮りにすることで時間的な余裕が生まれるほか、子どもの成長やドレスアップなども考慮しながら予定が立てられます

ただし「着付けやヘアメイクが2回になる」「参拝日の新鮮味が薄れる」といったデメリットもありますので、お子様の年齢や体調、ご家族のご都合などを考えながら最適な撮影時期を選びましょう。

七五三の前撮りはいつ?年齢の数え方や早生まれの場合

七五三の時期とともに前撮りについても年齢的なタイミングが気になるところ。ここでは、お子様の年齢に合わせたスケジュールが立てられるよう数え方や早生まれの対応について紹介します。

一般的には「満年齢」で行う

満年齢生まれた年を「0歳」として誕生日を迎えるごとに1つ年を重ねる。
数え年生まれた年を「1歳」として新年1月1日を迎えるごとに1つ年を重ねる。

七五三の時期で悩むことのひとつが「満年齢?それとも数え年?」という年齢の数え方。現代では生まれた年を「0歳」として誕生日を迎えるごとに1つ年を重ねる「満年齢」で行うのが一般的ですが、ご家族の考え方や地域の慣わしに合わせて数え年で行っても問題ありません。

年齢によって「性別」が異なる

3歳男の子と女の子。髪を伸ばし始める時期として「髪置(かみおき)の儀」に由来。
5歳男の子のみ。初めて袴を着ける「袴着(はかまぎ)の儀」に由来。江戸時代末期より男の子に限定。
7歳女の子のみ。初めて帯で着物を着る「帯解(おびとき)の儀」に由来。江戸時代末期より女の子に限定。

江戸時代末期まで性別による違いはありませんでしたが、風習や生活環境の変化によって「5歳」は男の子のみ、「7歳」は女の子のみと分けられるようになりました。

早生まれは「11月」の年齢に合わせる

満年齢子どもが七五三の11月時点で3歳、5歳、7歳のタイミングで行う。
数え年子どもが七五三の11月時点で2歳、4歳、6歳のタイミングで行う。

早生まれ(1月1日~4月1日生まれ)の場合、七五三が行われる11月の年齢に合わせて参拝や前撮りの予定を立てましょう。一般的には「満年齢」が採用されますが、ご家族の考え方や地域の慣わしに合わせて数え年で行ってもかまいません。

「3歳」はイヤイヤ期に注意する

子どもの生まれ月によって成長に差が出る「3歳」は前撮りの時期選びに注意が必要です。あまり前倒ししすぎるとイヤイヤ期の真っ盛りに当たってしまうため、着付けや撮影がスムーズにいかない可能性があります。3歳での前撮りについては満3歳になった4月~6月頃、あるいは数え年の場合は2歳半を過ぎた9月頃がおすすめです。

尚、七五三の時期や流れなどをまとめた関連記事もありますので、よければ合わせてお読みください。

【七五三いつ祝う?】数え年でやるべきか、お参りの流れなど基本知識を確認

七五三の前撮りはいつがいい?おすすめの時期とポイント

七五三の前撮りは季節感や家族での集まりやすさを考えながら予定を立てるのも大切です。ここでは、七五三の前撮りにおすすめな時期について特徴や注意点とともに紹介します。

おすすめ時期おすすめポイント注意点
4月~6月・穏やかな気候の日が多い
・桜や新緑など自然美が映える
・日焼け前に撮影できる
・GWは遠方の親族とも集まりやすい
・日によって寒い日がある
・入学シーズンは予約が埋まりやすい
7月~8月・子どもの夏休みで日程の選択肢が増える
・閑散期でスタジオの予約が取りやすい
・お盆休みなら遠方の親族とも集まりやすい
・日焼けをした状態での撮影
・梅雨や猛暑日は屋外の撮影が適さない
9月~10月・穏やかな気候の日が多い
・七五三当日に近い姿で撮影できる
・連休があれば遠方の親族とも集まりやすい
・日によって真夏並みに暑い日がある
・人気のため予約が取りにくくなる

それぞれの時期について詳しく見ていきましょう。

4月~6月

寒暖差や梅雨などを除けば気候のよい時期です。桜や紫陽花、新緑といった自然美が映えるシーズンでもあるため屋外での撮影も人気です。七五三の前撮りが集中する時期ではないので希望の衣装を選べる可能性大。

ゴールデンウィークの大型連休を活用すれば遠方の祖父母などの親族も集まりやすいでしょう。予約後は、その日の予想気温を事前に調べておき、寒くなりそうな場合は肌着やカイロなどで防寒をしましょう。

7月~8月

七五三の前撮りに限らずスタジオそのものが閑散期となるため希望日の予約は取りやすいでしょう。ただ、お子様の日焼けや熱中症など夏特有の注意事項があります。また、秋深まる七五三当日の様子とは違うため、自然をバックにした屋外での撮影は適しません。

9月~10月

本番に近いため前撮りの予約が増える時期です。土日祝日での前撮りを検討している場合は早めにスタジオを押さえておきましょう。また、残暑厳しい日があったり、夏の日焼けが残っていたりする時期ですので健康管理や事前のUV対策などに注意しましょう。

七五三の前撮りをお得に!お安いおすすめ時期はいつ?

七五三の前撮りをお得にするなら、お安くなる時期の日程も検討しましょう。ここでは時期ごとのポイントを紹介しますので、予約の際の参考にしてください。

4月~6月早割キャンペーンなどあり、早ければ早いほど安くなる傾向。入学シーズンのため4月は早めの予約がおすすめ。
7月~8月スタジオによっては夏休みの平日キャンペーンあり。お盆休みの時期は予約が集中する可能性があるためお早めに。
9月~10月七五三キャンペーンが増える時期。人気シーズンのため、特に週末の予約は早めに押さえることがおすすめ。
平日土日祝に比べて予約が取りやすく、撮影料金が安くなる場合あり。
早朝/夕方繁忙期であっても予約が集中する時間帯を外せば安くなる場合あり。

七五三の前撮りには撮影料のほかにも衣装替えやアルバムといったオプション料金がかかります。いくら閑散期やキャンペーン期間中であっても撮影プランによって安くならない場合もありますので、予約の際は事前に料金システムを確認しておきましょう。

七五三の前撮りで後悔しないためのポイント

七五三の前撮りで後悔しないよう、ここでは注意しておきたいポイントを紹介します。予約前のスタジオ選びから撮影当日の準備まで項目ごとにまとめていますので、日程決めに加えてご参考ください。

◆写真スタジオによって映え方や世界観が違うため、予約前に過去作品などのサンプルを要チェック!
◆画像撮影した画像データはもらえるのか、もらえる場合は料金がいくらになるのかを確認しておく!
◆衣装デザインだけでなく試着で着心地も確認しながら、子どもの機嫌を損ねないようにする!
◆料金基本料金や追加料金のほか、割引キャンペーンなど料金システムをしっかり確認しておく!
◆環境おもちゃ、楽器、おやつなどを用意しておき、子どもが楽しく撮影できるようにする!
◆休憩撮影に時間がかかる場合は休憩をはさみ、子どもが疲れたり飽きたりしないようにする!
◆家族家族との撮影や家族の衣装レンタルなど、家族で前撮りする場合のプランや料金を確認する!

やはり料金やプランについては、サービスの適用範囲やそれぞれの内訳をしっかり把握することが大切です。大切な記念だからと、ついあれもこれも追加してしまうとキャンペーン期間であっても予算オーバーになる可能性があります。

また、撮影当日はお子様が気分よく過ごせるよう、着心地のいい衣装選びのほか、小道具や適度な休憩などにも配慮してあげましょう。

七五三の前撮りができなかった場合は?

ここでは、お子様の体調やご家族の事情などで前撮りができなかった場合の撮影について紹介します。

  • ●12月~2月の「後撮り」が可能
  • ●後撮りならではの「注意点」あり

それぞれのポイントを見ていきましょう。

12月~2月の「後撮り」が可能

七五三後の12月~2月には「後撮り」ができます。七五三の繁忙期ではないため予約が取りやすいですし、衣装の選択肢も増えるでしょう。スタジオによっては後撮りキャンペーンを実施しているのでお得に利用できる場合もあります。

後撮りならではの「注意点」あり

冬の時期なので日焼けの心配はありませんが、寒い日は屋外での撮影に不向きです。また、七五三の写真が年賀状に間に合わなかったり、七五三用の撮影プランが充実していなかったりなどの注意点があります。

さらに、成人式シーズンや卒業シーズンと重なる期間は、早めに予約をしておかないとスタジオの空きが埋まってしまうかもしれません。

まとめ

七五三の記念撮影は、当日のスケジュールにゆとりを持たせたり、子どもの成長に合わせて予定を立てたり、お得なキャンペーンを利用したりなどの理由から前撮りされる傾向にあります。

また、衣装選びの選択肢が増えるほか、子どもの体力や気分といったコンディション面での負担も減らせますし、着付けやヘアメイクが本番までの予行練習にもなるなどメリットがたくさん。

とはいえ、プラン内容や料金システムをしっかり確認しておかないと予算オーバーになる可能性もあるためご注意ください。そのほか本記事では、前撮りのおすすめ時期ごとにポイントや注意点も紹介しました。

ぜひ、本記事を参考にしながら、お子様の大切な行事で失敗しないよう今後の準備にお役立てくださいね!

尚、七五三における親の服装や初穂料の相場など、お役に立てる関連記事もありますので、よければ合わせてお読みください。

【七五三の親の服装は?】兄弟、祖父母などお参りにつきそう家族の服装マナーを解説

【七五三の初穂料】祈祷料の相場、のしの書き方や渡し方を解説

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