両家顔合わせの席では、「やってはいけない」「言ってはいけない」タブーがあります。
おふたりにとって大切な日ですから、思いがけないハプニングで気まずい雰囲気にならないよう気をつけたいものです。
本記事では、失敗談から学ぶタブーを紹介するほか、失敗しないための対策についても解説します。
さらに、先方に「非常識」な親と思われないための心得もまとめていますので、ぜひ、参考にしてくださいね。
顔合わせでのタブーは「失敗談」から学ぼう!
顔合わせの席で「やってしまった……」と後悔しないよう、経験者の失敗談から「タブー」をピックアップしました。
タブーは「失敗談」に学ぶ!
失敗談からわかるのは、「確認不足」「共有漏れ」「マナー違反」などです。
顔合わせでのタブーで失敗しないためには、おふたり同士で、それぞれの家ごとで、しっかりと打ち合わせやシミュレーションしておくようにしましょう。
顔合わせで失敗しないためのタブー対策
顔合わせで失敗しないため、ここでは「タブー」への具体的な対策を確認しておきましょう。
- ●日程や場所は親にも相談する
- ●服装をどうするか両家で揃える
- ●手土産の有無や予算を揃える
- ●誰が支払いをするか決めておく
- ●まず家ごとに集合してから出向く
- ●しおりや話題カードを作成しておく
- ●当日の流れを決めて共有する
- ●当日の話題をインプットしておく
- ●婚約記念品の納期を確認しておく
それぞれ対策について解説します。
日程や場所は親にも相談する
おふたりが主催する場合であっても、いつ、どこで顔合わせを行うかは親御様にも相談しておきましょう。顔合わせは「慶事」ですから、日程として好ましい日と避けたい日があるからです。
また、お店の雰囲気や料理のおいしさだけではなく、「落ち着いて過ごせる個室があるか」「お店までのアクセスはどうか」「お店の格やグレードはどうか」など、顔合わせにふさわしい場所かを見極めてもらうことも大切。
服装をどうするか両家で揃える
両家の服装がバラバラだと顔合わせそのものの品位が下がりますし、両家の気持ちもまとまりにくくなります。たとえば、全体として「フォーマル」か「カジュアル」か、女性は「和装」にするのか「洋装」にするのかなど、お店の「格」とも合わせて必ず両家で揃えるようにしましょう。
ただ、「フォーマル」「カジュアル」だけでは伝わらない可能性があるため、「ジャケット必須」「ノーネクタイOK」など具体的な装いを伝え合っておくことが大切です。
顔合わせの「服装」については詳しく書かれた関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。
手土産の有無や予算を揃える
顔合わせでは、お近づきのしるしとして手土産を交換するのが一般的ですが、タブーなのは両家バラバラなこと。必ず手土産を用意するかどうかを両家で揃え、価格差が出ないよう予算についても決めておきましょう。
顔合わせの「手土産」については詳しく書かれた関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。
誰が支払いをするか決めておく
顔合わせが終わって会計をするとき、誰が支払いをするのか決めていないと伝票の奪い合いになったり、持ち合わせが足りなかったりなどのハプニングが起きます。お店を予約する頃には「誰」が支払うかを決めておき、当日の支払いはスマートに済ませるようにしましょう。
顔合わせの「支払い」については詳しく書かれた関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。
まず家ごとに集合してから出向く
顔合わせの場所に遅刻するのはタブー中のタブー。おふたりが遅刻して到着したら、「初対面の親同士が気まずそうにしていた……」などというケースもあります。全員が遅刻なく待ち合わせられるよう、まず家ごとに集合してから時間に余裕をもって会場に出向くようにしましょう。
しおりや話題カードを作成しておく
親睦を深めるための食事会なのに、お互いが緊張して会話がはずまないというのは顔合わせならではのシチュエーション。気まずさに焦って無理に会話を盛り上げようとすると、つい「言ってはいけないこと」を口走ってしまう可能性があります。
たとえば、しおりや話題カードを作成しておいて、顔合わせでの会話のきっかけにしてはどうでしょうか。
*話題カードは、トークテーマを記入したカードを使ってゲーム感覚で会話を楽しむ手作りツールです。
当日の流れを決めて共有する
顔合わせが「ノープラン」だと、ぐだぐだなまま終わってしまうかもしれません。しっかりと当日の流れを決め、進行役を誰にするか、どのような形で挨拶をするかなど具体的にプランニングしましょう。
当日になってバタバタしないよう、おふたりで、また、家ごとに相談しながら内容を決めていき、最終的に出席者全員で共有しておくことも大切です。
顔合わせの「流れ」については詳しく書かれた関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。
当日の話題をインプットしておく
顔合わせにおけるタブーは会話の中にも存在します。場を盛り上げるつもりでも相手の容姿をからかうような冗談はNGですし、ニュースネタでも「不倫」「倒産」「事故」などネガティブなテーマはNGです。
顔合わせの場にふさわしい話題をインプットしておいて、当日は和やかな場になるよう会話をはずませましょう。
顔合わせの「話題」については詳しく書かれた関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。
婚約記念品の納期を確認しておく
顔合わせの場で婚約記念品を交換する予定があるなら、必ず納期が間に合うか確認しておきましょう。当日になって中止となると気分が下がりますし、あまり縁起がいいとはいえません。
顔合わせで「非常識」な親にならないための10の心得
ここでは、顔合わせの席で先方に「非常識」な親と思われないための心得を挙げています。
おふたりからの注意事項として、ぜひ、当日までに親御様にも共有して差し上げてください。
◆非常識な親にならないための「10」の心得 |
【1】待ち合わせの時間や場所を「ご子息」「ご令息」に確認しておく。 |
【2】当日の服装について出席者全員で相談しながら「格」や「装い」を揃える。 |
【3】手土産は必要なのか、いくらの予算で何を用意すればいいのか確認しておく。 |
【4】先方の親と初対面で緊張したとしても会話のきっかけを作って朗らかに振る舞う。 |
【5】当日になって急に挨拶を振られたとしても焦らないよう内容を考えておく。 |
【6】お酒を飲み過ぎたり、飲ませ過ぎたりしないよう、ほどほどを心がける。 |
【7】たとえ喫煙可能なお店であっても、できるだけ会食の場では吸わないこと。 |
【8】普段の「あだ名」で「ご子息」「ご令息」の名前を呼ばないよう気をつける。 |
【9】たとえば「同居」「子供」「収入」などのデリケートな話は持ち出さないこと。 |
【10】お会計で慌てないよう、誰が支払うのか「ご子息」「ご令息」に事前に確認しておく。 |
やはり家族揃っての食事の席ですから、つい普段通りの振る舞いになってしまうこともあります。ただ、いくら親睦を深めるための場であってもフォーマルなシーンですから程よい緊張感は必要です。
また、たとえ「ご子息」「ご令息」が主体となってセッティングする場であっても、わからないことは事前に確認したり、必要なものは事前に準備したりと家ごとに相談しながらすすめることも大切。
あまり気を遣い過ぎると堅苦しい雰囲気になってしまいますので、主役のおふたりを立てながら最低限のマナーを意識しておくと「非常識」な振る舞いは防げるはずです。
まとめ
両家顔合わせの場を一瞬にして気まずい雰囲気にしてしまう「タブー」な言動。
失敗談から「やってはいけないこと」「言ってはいけないこと」を学び、しっかりと当日までに備えておきましょう。
本記事では、顔合わせで失敗しないための対策や先方に「非常識」な親と思われないための心得についても紹介しました。
ぜひ、両家顔合わせが和やかで有意義なひとときになるよう、本記事を参考にしながら当日を迎えてくださいね。