お宮参りの時期はずらしてもOK!日程やお食い初めと一緒にやる場合のポイント解説

お宮参りは赤ちゃんが生まれて間がなく、お母さんも産後すぐのため時期をずらすケースが増えています。

ただ、お宮参りの時期をずらすとしてもいろいろな疑問を解決しておきたいですよね。

「そもそもお宮参りはいつやるもの?」
「お宮参りをずらすならいつがいい?」
「お食い初めと一緒ってありなの?」

このような課題を解決し、お宮参りをベストな日程で迎えられるよう以下の内容で解説します。

  • お宮参りの本来の時期
  • お宮参りをずらす場合の日程
  • お食い初めを同日にやるメリットと流れ
  • お食い初めを同日にやるときの注意点

ぜひ、本記事を参考にしてお宮参りの準備に役立てくださいね。

お宮参りの本来の時期は?

お宮参りの本来の時期は生後1か月頃で、男の子なら生後31日目、女の子なら生後32日目と性別によって異なります。

生後〇日目の計算方法としては、生まれた日を「1日目」と数えて生後〇日目をカウントしましょう。

お宮参りの本来の時期が地域によって違う場合もありますので、ご両輪や最寄りの神社などに確認しておくと安心です。

たとえば「mamari」というアプリなら生まれた日を「1日目」でカウントできますので、お宮参り、お食い初めなどの日程決めに便利。アプリは公式ページからダウンロードできますので、よければチェックしてみてくださいね。

mamari

お宮参りの日程はずらせる?いつでもいい?

お宮参りをずらすにしても、『どんな理由でもいいの?』『いつでも好きな日程でいいの?』と気になるかもしれませんね。

ここでは、よくある3つのパターンについて解説していきます。

  • 体調や気候を理由にずらしてもよい
  • お食い初めと一緒にしてもよい
  • 上の子の七五三に合わせてもよい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

体調や気候を理由にずらしてもよい

お宮参りの時期は生後1か月頃が目安ですから、赤ちゃんだけでなく産後の疲労が抜けないお母さんの体調も不安定です。

赤ちゃんは体温調節が上手くできなかったり、外の環境に適応できなかったりしますし、お母さんは精神的にもデリケートだったりします。

また、お宮参り時期が真夏や真冬に重なると、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても暑さや寒さが身体的ストレスとなり体調を崩しかねません。

もし、体調や気候が気になるようなら、少し落ち着いてからに日程をずらしましょう。

お食い初めと一緒にしてもよい

現在では慣習にしばられ過ぎずに伝統行事を取り入れるケースが増えていて、お宮参りをお食い初めと一緒に行う赤ちゃんもたくさん。

お宮参りとお食い初めの違いとしては、お宮参りが「赤ちゃんの誕生をその土地の神様に報告し、赤ちゃんの成長も祈願するもの」であるのに対し、お食い初めは「赤ちゃんが一生食べものに困らないように、赤ちゃんが健康で長生きしますようにと祈願するもの」で、目的は異なりますが神様への祈願という点では共通します。

お食い初めは生後100日の節目に行うのが本来ですが、お食い初め自体も赤ちゃんやお母さんのコンディション、両親や祖父母の都合、過ごしやすい季節などを理由に日程をずらしてもかまいません。

上の子の七五三に合わせてもよい

赤ちゃん自身の日程をずらすだけでなく、お兄ちゃんやお姉ちゃんの七五三に合わせて参拝するケースもめずらしくありません。

たとえば、お宮参りの時期が8月~10月に当たるとすれば、1か月~3か月ずらすと11月の七五三と重なります。

お参りを上の子と合わせることで神社への参拝だけでなく、衣装の手配や記念撮影、食事会の段取りなど準備も一緒に済ませられるため、お父さんお母さんの負担が減るのもポイントです。

お宮参りとお食い初めを同日にやるメリット

お宮参りとお食い初めを同日でやる場合は大きく3つのメリットがあります。

  1. 赤ちゃんやお母さんの体調が安定してくる
  2. 日程を調整しやすく祖父母も集まりやすい
  3. 別々でお祝いするより費用が抑えられる

それぞれ見ていきましょう。

赤ちゃんやお母さんの体調が安定してくる

お宮参り本来の時期に比べて、お食い初め時期は赤ちゃんが生後100日目を過ぎる頃ですので、赤ちゃんもお母さんも体調が安定してきます。

また、赤ちゃんの授乳間隔も空いてきますので、外出先で授乳に気を遣うことも減るでしょう。

日程を調整しやすく祖父母も集まりやすい

お宮参りとお食い初めを同日にさせることで両家の祖父母との日程が調整しやすくなります。

どちらかの、あるいは両方の祖父母が遠方に住んでいる場合はもちろん、お父さんの仕事が忙しい場合、親戚付き合いを兼ねてほかの親族も招待する場合などでも同日の方が予定を組みやすいでしょう。

別々でお祝いするより費用が抑えられる

お宮参りとお食い初めを別々でお祝いすると、衣装を買ったり借りたりする回数が増えますし、ご祈祷をしてもらう場合は「初穂料」をそれぞれ納めなければなりません。

もし、どちらのお祝いでも食事会を開催するなら飲食代も、祖父母に宿泊が必要ならホテル代や交通費も2倍になります。

同日でお祝いすることにより、行事のための予算が抑えられるのもポイントです。

お宮参りとお食い初めを同日にやるときの流れ

ここでは、お宮参りとお食い初めを同日でやるときの流れを確認しながら、それぞれのポイントも見ていきましょう。

  1. 午前中に記念撮影
  2. 神社へ参拝(ご祈祷)
  3. お食い初めの食事会

それぞれ解説します。

ポイント

午前中に記念撮影

午前中に記念撮影をするのは、赤ちゃんの着くずれや疲労、ご機嫌に配慮するためです。

自宅あるいは神社の近くの写真館やスタジオを予約しておき、赤ちゃんの晴れの日を写真におさめましょう。

神社へ参拝(ご祈祷)

神社への参拝も午前中に済ませます。

もし、ご祈祷をお願いするなら前もって申し込んでおきましょう。ご祈祷には神社への「御礼」として「初穂料」を現金で用意する必要があります。

お宮参りの初穂料については詳しく書かれた記事がありますので、よければ合わせてお読みください。

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お食い初めの食事会

お食い初めと同日ですから、ただの会食ではなく「お食い初め膳」を振る舞うのがよいでしょう。

お食い初め膳は日本料理を提供するホテルやレストラン、料亭などで予約できます。もし、自宅で食事会を催すなら仕出しや手作りでもかまいません。

お食い初めのメニューについては詳しく書かれた記事がありますので、よければ合わせてお読みください。

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お宮参りとお食い初めを同日にやるときの注意点

お宮参りとお食い初めを同日にやるのにはメリットがあるため定着しつつありますが、デメリットもありますので、デメリットを解決する形で対策もしておきましょう。

  • 祖父母をガッカリさせないよう事前に相談しておく
  • 赤ちゃんの成長が実感できるよう記念は残しておく
  • 両方の行事を迎えるための準備をスムーズにしていく

それぞれ詳しく解説します。

祖父母をガッカリさせないよう事前に相談しておく

お宮参りを楽しみにしている祖父母にとって、『お食い初めと一緒にやるよ』と報告されれば楽しみが先延ばしされてガッカリするものです。

また、古くからの慣わしを大切にしている祖父母にとっては『ちゃんとお参りしないと縁起悪くならくない?』と心配のタネになることも。

いくら日程をずらしたい理由や合理性があっても、勝手に決めては祖父母を残念がらせますので、必ず事前に相談しておくようにしましょう。

赤ちゃんの成長が実感できるよう記念は残しておく

お宮参りの時期をずらすことにばかり意識が向いていると、赤ちゃんの成長を見過ごしてしまいます。

お食い初めと同日にするのは問題ありませんが、お食い初め時期である生後100日目と、お宮参り時期である生後1か月では赤ちゃんの顔つきも体つきもしぐさも違いますから、お宮参り時期に記念を残しておきましょう。

たとえば記念撮影をしたり、手形や足形を取っておいたり、あとになっても赤ちゃんの成長を実感できるようにしておくのが大切なポイントです。

両方の行事を迎えるための準備をスムーズにしていく

お宮参りとお食い初めを同日に行う場合、両方の準備が必要なためデメリットにもなります。

どちらの準備もスムーズにさせるためには、無理のない日程を決めたり、やるべきことをリストアップしてからスケジューリングしたり、神社と撮影場所、食事会場をアクセス重視で手配したり、ゆとりをもって両親で分担しながらすすめていくことがカギです。

お食い初めの準備については詳しく書かれた記事がありますので、よければ合わせてお読みください。

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お宮参りはベストタイミングで迎えよう

お宮参りは本来、男の子なら生後31日目、女の子なら生後32日目のタイミングで行うのが慣わしですが、現在では赤ちゃんやお母さんの体調、過ごしにくい気候などを理由にずらして行うケースが増えています。

また、お父さんの仕事の都合や上の子の七五三に合わせたり、お食い初めと一緒にして合理的にお祝いしたりなど、家庭ごとの事情で日程を組むが定着しつつあるのも現状です。

お食い初めと同日にする場合は流れやポイントを踏まえ、スムーズな準備に役立てましょう。

祖父母への事前の相談やお宮参り時期の記念にも注意を払い、家族みんなで赤ちゃんの成長をお祝いできるようにするのも大切です。

ぜひ、本記事を参考にしていただき、お宮参りをベストタイミングで迎えてくださいね。